MEDICINE & AI

プライマリケアにおけるAIの利用に関する認識、障壁、促進要因:定性的研究の系統的レビュー

カテゴリ:医療現場の業務効率化

公開日:2025年10月24日

タイトル:Perceptions of, Barriers to, and Facilitators of the Use of AI in Primary Care: Systematic Review of Qualitative Studies 雑誌名:J Med Internet Res. 2025 Jun 25; 27: e71186. doi: 10.2196/71186. Epub 2025 Jun 25. 概 要: この研究は、プライマリケアにおけるAIの利用に関する医療従事者と患者の認識、障壁、促進要因を深く理解することを目的としています。AIはプライマリケアを変革する可能性を秘めていますが、データプライバシーやセキュリティ、AIアルゴリズムのバイアスに対する懸念が存在します。本研究は、定性的研究の系統的レビューを通じて、AIに対する様々な視点を明らかにしました。 方 法: MEDLINE、Web of Science、Scopusのデータベースを使用し、2024年6月9日までの定性的研究を対象に系統的レビューを実施しました。対象は、インタビューやフォーカスグループに基づく定性的分析を含む研究で、プライマリケアの専門家または患者が関与しているものです。評価にはJoanna Briggs Instituteのチェックリストを用い、結果はテーマ合成アプローチで構成しました。 結 果: 13の研究から316人の参加者(プライマリケア医、患者、他の医療専門家)を分析しました。テーマ合成により、4つの分析テーマを特定しました:(1)医師と患者の関係の変化、(2)効率的な時間と情報管理のためのAI、(3)AI開発の基盤としてのデータ、(4)プライマリケアにおけるAIの障壁と促進要因。GRADE-CERQual評価では、すべてのテーマに高い信頼性がありましたが、テーマ4は中程度の信頼性とされました。 結 論: このメタ合成は、プライマリケア医と患者の視点を含んでいますが、他の専門家の視点に関するさらなる研究が必要です。AIは、業務負担、意思決定、データ管理の改善に寄与し、倫理的で患者中心のケアを確保しながら医療の効率を向上させる可能性があります。