妊婦におけるマイクロ栄養素サプリメント使用改善のための個別化されたmHealthアプリの有効性:平行群ランダム化対照試験
カテゴリ:医療現場の業務効率化
公開日:2026年2月19日
タイトル:Efficacy of a Personalized mHealth App in Improving Micronutrient Supplement Use Among Pregnant Women in Karachi, Pakistan: Parallel-Group Randomized Controlled Trial
雑誌名:J Med Internet Res. 2025 Apr 09; 27: e67166. doi: 10.2196/67166. Epub 2025 Apr 09.
概 要:
妊娠中のマイクロ栄養素欠乏は、低中所得国で一般的であり、特に葉酸、フェリチン、カルシウム、ビタミンDの不足が見られます。本研究では、個別化されたモバイルヘルス(mHealth)介入の有効性を評価し、介入群でのサプリメント使用の30%改善を仮定しました。306名の妊婦を対象に、mHealthアプリを通じた個別指導を行い、対照群には従来の対面カウンセリングを実施しました。結果、ビタミンDの摂取が有意に改善され、mHealth介入が妊娠中のマイクロ栄養素状態を改善する可能性が示されました。
方 法:
306名の妊婦を対象にした無盲検ランダム化対照試験を実施しました。介入群はmHealthアプリ(PurUmeed Aaghaz)を通じて24週間にわたり個別指導を受け、対照群は定期的な対面カウンセリングを受けました。サプリメント使用は、フォリック酸、鉄、カルシウム、ビタミンDについて報告され、累積サプリメント使用スコア(CSUS)を算出しました。データはStataを用いて解析されました。
結 果:
介入群では107名(69.9%)、対照群では125名(81.7%)が研究を完了しました。介入群はCSUSの減少が見られたものの有意ではなく、ビタミンDの使用が有意に高い結果となりました。鉄とフォリック酸の使用も改善傾向が見られましたが、カルシウムの摂取は対照群で改善されました。貧血は介入群で減少しましたが、他の栄養素の欠乏は持続または悪化しました。
結 論:
mHealth介入は、妊娠中のビタミンD補給を改善する可能性があり、手頃でアクセス可能な個別指導がマイクロ栄養素の状態を改善することが期待されます。