インドにおける人口ベースの緑内障スクリーニングの費用対効果分析
カテゴリ:医療現場の業務効率化
公開日:2026年2月19日
タイトル:Seizing the silent vision loss: cost-utility analysis of population-based glaucoma screening in India.
雑誌名:BMJ Open. 2025 Apr 03; 15(4): e098113. doi: 10.1136/bmjopen-2024-098113. Epub 2025 Apr 03.
概 要:
この研究は、インドにおける緑内障の早期発見が不可逆的な失明を防ぐ可能性を評価し、一次医療センターでの人口ベースの緑内障スクリーニングの費用対効果を分析することを目的としています。異なる年齢層やリスク群に基づくスクリーニングモデルの影響を評価し、スクリーニングプログラムの実施が緑内障治療の総コストに与える影響を検討しました。
方 法:
決定木とマルコフモデルを用いた費用対効果分析を行い、生涯にわたる関連コストと健康成果をシミュレーションしました。スクリーニングはインドの一次医療センターで実施されると仮定しました。対象者は、40-75歳、50-75歳、緑内障リスクの高い40-75歳、50-75歳の仮想コホートです。
結 果:
スクリーニング戦略によって、通常のケアと比較してQALYの獲得は0.006から0.046の範囲でしたが、いずれのスクリーニング戦略も費用対効果がないとされました。ただし、40-75歳の個人に対する年次対面スクリーニングは、公共資金の強化と治療のための政府資金施設の利用が67%に達する場合、費用対効果がある可能性があります。
結 論:
スクリーニング後のケアの継続性を強化することで、緑内障スクリーニング介入が費用対効果のあるものとなり、さらにはコスト削減につながる可能性が示唆されました。