多分野・多国籍・多言語研究プロジェクトにおける言語的障害の管理
カテゴリ:医療現場の業務効率化
公開日:2026年2月19日
タイトル:Managing linguistic obstacles in multidisciplinary, multinational, and multilingual research projects
雑誌名:PLoS One. 2024; 19(12): e0311967.
概 要:
本研究は、環境問題が国や分野、言語の枠を超えて存在することを踏まえ、国際的な協力と新技術への公平なアクセスが必要であることを強調しています。多国籍・多分野・多言語の研究チームが効果的に機能するためには、用語の理解の違いが大きな障害となることがあります。本論文では、技術革新を目指す研究プロジェクトにおける用語の混乱の原因とその影響を実証的に検討し、参加者の経験を基に用語の障害を特定・分類しました。研究の結果、用語の不一致がいくつかのタイプに分類され、国や権限によるデータラベルの違いが国際的なデータ収集に影響を与えることが明らかになりました。
方 法:
本研究は、2つの対照的なチームの参加者の経験を基にしたガイド付き反省を用いて、用語の障害を特定しました。一方のチームは深層学習(人工知能)技術を適用し、もう一方はオープンサイエンスの実践に関するガイダンスを開発しました。用語の不一致の影響を評価するために、参加者の経験を分析しました。
結 果:
用語の不一致には、言語のあいまいさ、分野間の違い、単一の意味に対する複数の用語が含まれていることが確認されました。新しいまたは専門的な用語がすべての分野に存在するわけではなく、知られていても完全に理解されていない場合がありました。国際的なデータ収集においては、異なるデータラベルの取り扱いが必要であり、これが作業の流れを妨げることがありました。
結 論:
本研究では、多国籍・多言語・多分野のプロジェクトの成功を向上させるための6つの推奨事項を提案しました。これらの推奨事項は、特定の経験に基づいており、他の研究者が自身の研究に取り組む際の議論や試行のための出発点となることを期待しています。