単一セグメント腰椎変性疾患に対する二つの内視鏡技術の学習曲線と臨床的有効性の比較
カテゴリ:手術支援
公開日:2026年2月19日
タイトル:Comparison of learning curves and clinical efficacy of two endoscopic techniques for single segment lumbar degenerative disease
雑誌名:Sci Rep. 2025 Nov 25; 15(1): 41803. doi: 10.1038/s41598-025-25729-3. Epub 2025 Nov 25.
概 要:
本研究は、単一セグメント腰椎変性疾患(LDD)に対する二つの内視鏡技術、すなわち片側双孔内視鏡腰椎椎体間固定術(UBE-TLIF)と経皮的単孔全内視鏡的椎間孔腰椎椎体間固定術(Endo-TLIF)の臨床結果と学習曲線の特性を比較することを目的としています。2022年1月から2023年7月までに95人の患者を対象にした後ろ向き研究を実施し、患者はEndo-TLIF群とUBE-TLIF群に分けられました。手術時間、視覚的アナログスケール(VAS)、オズウェストリー障害指数(ODI)などのデータを収集・分析しました。
方 法:
本研究は、2022年1月から2023年7月までの期間に行われた後ろ向き研究で、単一セグメントLDDの患者95人を対象としました。患者はEndo-TLIF群とUBE-TLIF群に分けられ、手術時間、臨床的結果、合併症などのデータを詳細に記録・分析しました。主要評価指標は手術時間、VAS、ODIスコアです。
結 果:
Endo-TLIF群の平均手術時間は224.08±58.90分で、UBE-TLIF群の169.93±30.86分よりも有意に長かった(P<0.05)。両群ともに手術後のVASとODIスコアは有意に改善しましたが、最終フォローアップ時には有意差は見られませんでした(P>0.05)。合併症率と癒合率は両群で類似していました(P>0.05)。CUSUM分析により、Endo-TLIFでは23例、UBE-TLIFでは19例で手術時間の安定化が確認されました。
結 論:
Endo-TLIFとUBE-TLIFは、LDDの治療において安全性と有効性が示されました。手術数が増えるにつれて、両手技術の手術時間は短縮され、特にUBE-TLIFは19例目で安定に達しました。