医療教育におけるChatGPTの探索的評価:注意して使用すること
カテゴリ:医療現場の業務効率化
公開日:2026年2月19日
タイトル:An explorative assessment of ChatGPT as an aid in medical education: Use it with caution.
雑誌名:Med Teach. 2024 May; 46(5): 657-664.
概 要:
本研究は、医療教育におけるChatGPTの使用を探求し、教育者と学生の視点からその可能性を評価しました。具体的には、コレステロール、リポタンパク質、脂質異常症に関するセッションの内容アウトラインや学習目標、評価問題を生成するようChatGPTに指示しました。その結果、ChatGPTは教育者の支援には役立つものの、信頼できる情報源としては不十分であることが明らかになりました。
方 法:
本研究では、2022年11月30日にOpenAIが公開したChatGPTの公版を使用しました。具体的には、コレステロール、リポタンパク質、脂質異常症に関するセッションの内容アウトライン、学習目標、臨床シナリオを含む評価問題を生成するようにプロンプトを設定しました。ChatGPTの応答の正確性と信頼性を評価し、教育者や学生に対する潜在的な支援ツールとしての可能性を検討しました。
結 果:
ChatGPTは教育者の支援ツールとして機能することができるものの、教育者や医学生にとって信頼できる情報源としてはまだ不適切であることが示されました。
結 論:
ChatGPTは医療教育者がコースやセッションの内容アウトラインを作成し、評価問題を作成する際に役立つツールとなり得ますが、誤った情報を提供する可能性があるため、専門家の監視と注意が必要です。したがって、現在のバージョンのChatGPTを医学生が「知識の全てを提供する」情報源として使用するのは時期尚早です。将来的には、医療教育者がプログラミングの専門家と協力し、医療教育におけるAIの可能性を探求し、発展させるべきです。