MEDICINE & AI

山東省の医学生における医療に対する人工知能の態度と認識の探求

カテゴリ:医学教育

公開日:2026年2月19日

タイトル:Exploring medical students' attitudes and perceptions toward artificial intelligence in medicine in Shandong Province, China. 雑誌名:BMC Med Educ. 2025 Dec 15; 26(1): 106. doi: 10.1186/s12909-025-08465-0. Epub 2025 Dec 15. 概 要: この研究は、山東省の医学生における人工知能(AI)に対する態度や認識、及びそれに影響を与える要因を調査しました。AIの医療教育への統合は変革的な可能性を秘めていますが、医学生のAIに対する理解がその効果的な実施には重要です。788名の医学生を対象にした調査の結果、AIツールに対する高い親しみと使用率が確認されましたが、プライバシーや批判的思考の低下、学問の誠実性に関する懸念も強く示されました。 方 法: 2025年5月から6月にかけて、山東省の5つの医科大学の医学生を対象に横断的調査を実施しました。便利抽出法を用いて、788名の有効な参加者がAIに関する親しみ、認知的有用性(PU)、使いやすさ(PEU)、倫理的懸念を評価する質問票に回答しました。統計解析には記述統計、独立t検定、一元配置分散分析を用いました。 結 果: 788件の有効な回答に基づき、医学生のAIツールに対する親しみは47.33%、使用率は91.24%と高いことが明らかになりました。AIの認知的有用性(3.60±0.85)と使いやすさ(3.66±0.76)に対する肯定的な認識がある一方で、プライバシー問題(48.48%)、批判的思考の低下への懸念(61.93%)、学問の誠実性に対する不安(55.84%)が存在しました。男性学生(p=0.020)や学年が上の学生(p<0.001)はAIの能力が高く、学年が進むにつれて倫理的懸念が増加しました(p<0.001)。所属機関はこれらの傾向にほとんど影響を与えませんでした(p>0.05)。 結 論: 山東省の医学生は、AIの教育的潜在能力を認識しつつも、倫理的枠組みと運用上の安全策の必要性を強調しています。技術の実施と教育目標の整合性を確保するために、カリキュラムの適応や透明なガバナンスメカニズムの導入が求められます。