ウクライナにおける医学生、インターン、博士課程学生の学術的不正行為と人工知能の使用に関する横断研究
カテゴリ:医学教育
公開日:2026年2月19日
タイトル:Academic misconduct and artificial intelligence use by medical students, interns and PhD students in Ukraine: a cross-sectional study.
雑誌名:BMC Med Educ. 2025 Oct 27; 25(1): 1496. doi: 10.1186/s12909-025-08100-y. Epub 2025 Oct 27.
概 要:
本研究は、ウクライナの医学生、インターン、博士課程学生の間での人工知能(AI)と学術的誠実性に関する認識を探ることを目的としています。ウクライナの学術機関におけるAI使用に関する明確な規制は存在せず、244名の参加者のうち84%が学術目的でAIを使用しており、主に情報検索に利用されていますが、14%はエッセイ作成などの不正行為に使用したと報告しています。AIの学術的誠実性への影響については意見が分かれ、36%が不正行為と見なしている一方、26%は受け入れ可能と考えています。AIの利点としては学習の効率化が挙げられますが、倫理的リスクや批判的思考の欠如に対する懸念も示されています。
方 法:
この横断研究は、2024年10月から12月にかけて、ウクライナのキエフにあるボゴモレツ国立医科大学の医学生、インターン、博士課程学生を対象にオンライン調査を実施しました。
結 果:
244名の参加者のうち、84%が学術目的でAIを使用しており、主に情報検索(70%)に利用されています。14%はエッセイ作成などの不正行為にAIを使用したと報告し、51%が過去に試験で不正行為を行ったと述べています。AIの使用に関する意見は分かれ、36%が不正行為と見なす一方、26%は受け入れ可能と考えています。AIの利点としては時間効率や学習の向上が挙げられていますが、エラーや倫理的リスクに対する懸念も存在します。
結 論:
この研究は、ウクライナの医学生、インターン、博士課程学生の間でのAIの広範な使用を示しており、倫理的および実践的な懸念が存在します。AIの学術的使用に関する国の規則が必要であり、どの使用が学術的不正行為に該当するかを明確にする必要があります。