MEDICINE & AI

医療系学部生の人工知能に関する認識と視点:発展途上国の文脈

カテゴリ:医学教育

公開日:2026年2月19日

タイトル:Medical undergraduate students' awareness and perspectives on artificial intelligence: A developing nation's context 雑誌名:BMC Med Educ. 2025 Jul 15; 25(1): 1060. doi: 10.1186/s12909-025-07223-6. Epub 2025 Jul 15. 概 要: この研究は、人工知能(AI)が医療を再構築する中で、医療教育への統合が限られている現状を踏まえ、医療系学部生のAIに関する知識と認識を評価することを目的としています。939人の医療、歯科、薬学、看護、理学療法の学部生を対象に、AIの応用、課題、教育の必要性について調査しました。 方 法: 2023年8月から10月にかけて、Riphah International Universityで横断的研究を実施しました。データは検証済みの質問票を用いて収集され、IBM SPSS Version 26を用いて分析されました。学科や性別によるAIの知識と認識の比較には、Kruskal-Wallis H検定とMann-Whitney U検定を適用しました。 結 果: 結果は、AIに関する知識が中程度であり、学科間で有意な差が見られました(p=0.039)。歯科学生が最も高い知識を持ち、看護学生が最も低い結果でした。77%の学生がAI関連の講演に参加したものの、正式なAIトレーニングを受けたのは11.8%にとどまりました。AIの患者ケアへの役割に対する認識は一般的に肯定的であり、73.6%が患者の文書化に役立つと考え、68.7%が健康介入の選択における役割を支持しました。AIによる雇用喪失や倫理的課題、発展途上国での実現可能性についての懸念も示されましたが、78.8%が医療カリキュラムへのAI統合を支持し、82.2%が医療教育の一環としてのAIトレーニングを支持しました。 結 論: 医療系学部生はAIの医療における可能性を認識しつつ、倫理的な影響や雇用喪失についての懸念を表明しています。これらの結果は、知識のギャップを埋め、AI駆動の実践に備えるために、医療カリキュラムにおける体系的なAI教育の必要性を強調しています。