ChatGPTを活用した歯科医学生の技能教育における指導者としての適用能力の探求:ランダム化比較試験
カテゴリ:医学教育
公開日:2026年2月19日
タイトル:Exploring the Application Capability of ChatGPT as an Instructor in Skills Education for Dental Medical Students: Randomized Controlled Trial
雑誌名:J Med Internet Res. 2025 May 27; 27: e68538. doi: 10.2196/68538. Epub 2025 May 27.
概 要:
本研究は、ChatGPTが歯科医学生の臨床技能教育においてどのように役立つかを評価することを目的としています。187人の歯科医学生を対象に、ChatGPTを使用したグループと動画を使用した対照グループにランダムに分け、1週間の介入後に技能テストを実施しました。結果として、ChatGPTグループは対照グループに比べて技能パフォーマンス、自己効力感、学習意欲が向上し、認知負荷も低下しました。この研究は、ChatGPTの教育への統合の可能性を示唆しています。
方 法:
本研究は、187人の歯科医学生を対象にしたランダム化比較試験です。参加者はChatGPTグループと対照グループに分けられ、対照グループは動画を用いて技能を習得し、ChatGPTグループは動画に加えてChatGPTを使用しました。介入後、デスクトップバーチャルリアリティを用いて技能テストを行い、眼球追跡装置で認知負荷を測定しました。また、空間能力テストを実施し、学習過程での認知負荷と自己効力感を評価するための質問票も使用しました。
結 果:
ChatGPTグループは、対照グループに比べて技能パフォーマンスが有意に向上し(ChatGPTグループ:平均73.12、SD 10.06;対照グループ:平均65.54、SD 12.48;P<.001)、自己効力感(P=.04)や学習意欲(P=.02)も高かったです。認知負荷はChatGPTグループで低く(ChatGPTグループ:平均0.137、SD 0.036;対照グループ:平均0.312、SD 0.032;P<.001)、特に低空間能力の学習者に対してChatGPTの影響が顕著でした。
結 論:
ChatGPTは歯科技能学習を支援する上で優れた成果を示し、技能教育への統合が支持されることが確認されました。この研究は、技能教育の現代化に向けた新たなアイデアを提供します。