医療および健康科学教育における人工知能の準備状況に関する認識:サウジアラビアの学生を対象とした調査研究
カテゴリ:医学教育
公開日:2026年2月19日
タイトル:Perceived artificial intelligence readiness in medical and health sciences education: a survey study of students in Saudi Arabia.
雑誌名:BMC Med Educ. 2025 Mar 26; 25(1): 439. doi: 10.1186/s12909-025-06995-1. Epub 2025 Mar 26.
概 要:
本研究は、サウジアラビアの医療および健康科学の学生における人工知能(AI)の準備状況を調査することを目的としています。特に、認知、能力、ビジョン、倫理の4つの領域に焦点を当て、医学生のための医療人工知能準備スケール(MAIRS-MS)を使用しました。調査の結果、学生はAIに対して中程度の準備状況を示し、AI関連の必修科目の必要性を感じていることがわかりました。
方 法:
2023年10月から11月にかけて、サウジアラビアのさまざまな大学および医療学校の学生を対象に横断的調査を実施しました。1,221人の学生が参加に同意し、20分間のGoogleフォーム調査を通じてデータを収集しました。22項目のMAIRS-MSスケールを用い、記述統計および多変量統計分析をStata version 16.0で行いました。信頼性を確保するためにCronbachのアルファを計算し、学生の人口統計とAI準備スコアとの関係を最小二乗線形回帰で探りました。
結 果:
全体のAI準備スコアの平均は110点中62点で、中程度の準備状況を示しました。領域別のスコアは、認知(58%、23.2/40)、能力(57%、22.8/40)、ビジョン(54%、8.1/15)、倫理(57%、8.5/15)であり、一般的に一貫した準備状況が見られました。約44.5%の学生がAI関連のコースを必修にすべきだと考えている一方で、必修科目があると報告したのは41%でした。
結 論:
サウジアラビアの医療および健康科学の学生は、認知、能力、ビジョン、倫理の各領域において中程度のAI準備状況を示しており、基盤はしっかりしているものの成長の余地もあります。AIカリキュラムの強化や実践的、倫理的、先見的なスキルの強調が、将来の医療専門家をAI主導の未来に備えさせるために重要です。