高齢者の薬剤安全性を支援する救急科プログラム:系統的レビューとメタアナリシス
カテゴリ:高齢者医療・介護
公開日:2026年2月19日
タイトル:Emergency Department Programs to Support Medication Safety in Older Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis
雑誌名:JAMA Netw Open. 2025 Mar 03; 8(3): e250814.
概 要:
高齢者は有害薬剤事象(ADE)のリスクが高いため、多くの高齢者向け薬剤プログラムが安全な処方や減薬の実践を最適化することを目指しています。本研究は、救急科における高齢者向け薬剤プログラムが、潜在的に不適切な薬剤(PIM)やADEの減少に関連するかを特定することを目的としました。3665件の研究から25件が選定され、44,640人の参加者が含まれました。結果として、臨床薬剤師によるレビューや教育介入がPIMの減少に寄与することが示されました。
方 法:
この研究は、65歳以上の高齢者を対象とした救急科における薬剤プログラムに関する無作為化臨床試験または観察研究を対象とした系統的レビューです。データの抽出と合成には、PRISMAガイドラインとCochraneリスクバイアスツールが使用されました。
結 果:
25件の研究が含まれ、臨床薬剤師によるレビューはPIMの減少に寄与し、教育介入は19%のPIM処方の減少を示しました。コンピュータ支援意思決定システム(CDSS)は、PIMの発注を40%減少させましたが、FRIDレビューは転倒リスクの低下には寄与しませんでした。
結 論:
救急科における高齢者向け薬剤安全プログラムは、臨床薬剤師や高齢者医師を含む多職種チームによるPIMの減薬を改善することが示されました。これらの結果は、Geriatric ED Guidelinesの更新に寄与することが期待されます。