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認知機能低下を予防するためのオンライン多面的ライフスタイル介入:無作為化対照試験

カテゴリ:高齢者医療・介護

公開日:2026年2月19日

タイトル:An online multidomain lifestyle intervention to prevent cognitive decline in at-risk older adults: a randomized controlled trial. 雑誌名:Nat Med. 2025 Feb;31(2):565-573. 概 要: この研究は、認知症の修正可能なリスク因子に対処するための効果的でスケーラブルな介入を提供することを目的としています。55歳から77歳の認知症のないオーストラリアの高齢者を対象に、3年間のオンライン多面的ライフスタイル介入の効果を評価しました。参加者は、身体活動、栄養、認知活動、うつ病または不安を対象とした2〜4のモジュールにおける個別のオンラインコーチングを受けるグループと、情報のみを受け取る対照グループに無作為に割り当てられました。3年後、介入群は対照群に比べて有意に認知機能が改善されました。 方 法: この研究は、6,104人の参加者(女性64%)を対象とした単盲検無作為化対照試験です。参加者は、個別の認知症リスク因子に基づいたオンラインコーチングを受ける介入群と、モジュールに関連する情報のみを受け取る対照群に1:1で無作為に割り当てられました。主要評価指標は、グローバル認知複合スコアの変化です。 結 果: 介入群の平均zスコアの変化は0.28(95%信頼区間(CI):0.25-0.32)、対照群は0.10(95% CI:0.07-0.13)、群間差は0.18(95% CI:0.13-0.23、P < 0.001)でした。介入群では19件(0.60%)、対照群では1件(0.03%)の試験関連有害事象が報告されました。 結 論: このインターネットを通じたライフスタイル介入は、3年間で高齢者の認知機能を有意に改善し、一般コミュニティにおける認知機能低下の遅延に寄与する可能性があります。この介入はスケーラブルで、人口レベルでの展開が期待されます。