MEDICINE & AI

ウェアラブルロボット支援歩行訓練の機能的変化と神経可塑性への影響の比較:予備研究

カテゴリ:高齢者医療・介護

公開日:2026年2月19日

タイトル:Comparing effects of wearable robot-assisted gait training on functional changes and neuroplasticity: A preliminary study. 雑誌名:PLoS One. 2024; 19(12): e0315145. doi: 10.1371/journal.pone.0315145. Epub 2024 Dec 05. 概 要: 本研究は、ウェアラブルロボット支援歩行訓練(RAGT)が高齢者や歩行障害患者の歩行能力を向上させる可能性を検証することを目的としています。RAGTは、歩行機能に関連する脳の複数の領域やネットワークに影響を与えるため、歩行パフォーマンスだけでなく神経可塑性や認知能力にも影響を及ぼすと期待されています。12人の健康な成人が参加し、10回のRAGTセッションを受けました。訓練前後に身体的および認知的能力、神経画像データを取得し、RAGTの効果を評価しました。身体的および認知的能力は有意に改善しましたが、神経可塑性に関する変数は改善しませんでした。 方 法: この予備研究は、12人の健康な成人を対象にしたもので、参加者はウェアラブル外骨格ロボットを装着し、10回のRAGTセッションを受けました。身体的および認知的能力に関連するデータと、MRIおよびfNIRSデバイスから得られた神経画像データを訓練前後に取得し、RAGTによる効果を評価しました。 結 果: RAGTは身体的能力に対して「非常に大きい」効果サイズを示し、認知能力に対しては「中から大」の効果サイズを示しましたが、神経可塑性に関しては「中」および「非常に小」の効果サイズに留まりました。RAGTの効果は、測定された変数によって異なり、身体的能力に対する効果が最も大きいことが確認されました。 結 論: RAGTは身体的利益を超えて認知的成果に良い影響を与える可能性が示されましたが、重要な神経可塑的変化を引き起こすにはより集中的な介入が必要であることが示唆されました。この予備研究は、ロボット支援訓練の設計に関心のある研究者にとって有用な情報を提供します。