高齢者、所得、障害を考慮した熱波の脆弱な集団への複合的影響
カテゴリ:高齢者医療・介護
公開日:2026年2月19日
タイトル:Compound impact of heatwaves on vulnerable groups considering age, income, and disability.
雑誌名:Sci Rep. 2024 Oct 21; 14(1): 24732.
概 要:
本研究は、気候変動と都市化に伴う熱波の頻度と強度の増加が、特に韓国の都市部において脆弱な集団に与える影響を調査しました。年齢、所得、障害が健康リスクの上昇にどのように関連しているかに焦点を当て、2010年から2022年までの韓国の主要7都市の医療ビッグデータを分析しました。分散遅延非線形モデルを用いて熱暴露と健康結果の関係を評価し、社会経済的および身体的要因による複合的脆弱性を定量化しました。結果として、緊急治療室を通じて入院した患者において、複合的脆弱性の関連がより顕著であり、特に高齢者においてその傾向が強いことが示されました。これらの結果は、脆弱な集団に対する熱波への備えの戦略が必要であることを示唆しています。
方 法:
本研究は、2010年から2022年までの韓国の主要7都市における医療ビッグデータを用いた観察研究です。分散遅延非線形モデルを使用して、熱暴露と健康結果の関係を評価し、年齢、所得、障害の要因による複合的脆弱性を定量化しました。
結 果:
複合的脆弱性は、緊急治療室を通じて入院した患者において特に顕著であり、高齢者においてその関連が強く示されました。軽度の健康結果である外来受診に比べ、重篤な健康結果において複合的脆弱性の影響がより明確でした。
結 論:
本研究は、熱波が脆弱な集団に与える影響を明らかにし、特に高齢者における健康リスクの増加を示しました。これにより、脆弱な集団に対する熱波への備えの戦略が必要であることが示唆され、気候適応と公衆衛生のレジリエンスに関する議論に貢献します。