外傷性脳損傷を持つ高齢者における自宅モニタリング技術の体験:質的研究
カテゴリ:高齢者医療・介護
公開日:2026年2月19日
タイトル:Experiences with home monitoring technology in older adults with traumatic brain injury: a qualitative study.
雑誌名:BMC Geriatr. 2024 Sep 30; 24(1): 796. doi: 10.1186/s12877-024-05397-0. Epub 2024 Sep 30.
概 要:
本研究は、外傷性脳損傷(TBI)を受けた高齢者が退院後に導入された自宅モニタリングシステムの体験を探求しました。60歳以上の高齢者とその介護者の受け入れやすさが、デジタルヘルスケアの実用性に影響を与えることが期待されます。質的記述アプローチを用い、6人の患者と6人の介護者に対して半構造化インタビューを実施し、データをフレームワーク分析で解析しました。
方 法:
本研究は、質的記述アプローチを採用し、外傷性脳損傷を受けた高齢者とその介護者からの体験データを探求しました。6か月の研究終了時に、6人の患者と6人の介護者(N=12)に対して半構造化インタビューを行い、データをフレームワーク分析で解析しました。
結 果:
自宅モニタリングは、TBIを持つ高齢者とその介護者にとって受け入れ可能であることが分かりました。導入の促進要因には、退院後の支援の必要性、音声や映像の記録がないこと、介護者に安心感を提供することが含まれます。一方、導入の障壁には、信頼性、技術への自信の欠如、データがどのように安全性向上に役立つかの不確実性が挙げられました。
結 論:
リモートモニタリングは、患者や介護者が直接的な利益を感じる場合に受け入れられる可能性が高いです。TBIを持つ高齢者における自宅モニタリングの使用に関する主要な障壁と促進要因を特定し、研究や臨床での自宅モニタリングの開発に役立てることができます。このデモグラフィックでの持続的な使用のためには、高齢者とその社会的・ケアネットワークと共に技術を開発する必要があります。