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COVID-19によるスタッフの休職政策が介護施設に及ぼす影響のモデル化

カテゴリ:高齢者医療・介護

公開日:2026年2月19日

タイトル:Modeling Nursing Home Harms From COVID-19 Staff Furlough Policies 雑誌名:JAMA Netw Open. 2024 Aug 01; 7(8): e2429613. 概 要: 本研究は、軽度のCOVID-19症状を持つ介護施設のスタッフがマスクを着用して働くことによるCOVID-19関連の害と非COVID-19関連の害を比較することを目的としています。2023年11月から2024年6月にかけて、100床の介護施設を模したエージェントベースのモデルを用いて、異なる休職政策の影響をシミュレーションしました。結果として、スタッフの休職が健康結果に与える影響や、介護タスクの未実施、入院、死亡などの健康結果を評価しました。 方 法: この研究は、100床の介護施設を対象としたエージェントベースのモデルを用いたシミュレーション研究です。軽度のCOVID-19症状を持つスタッフがマスクを着用して働くシナリオを模擬し、さまざまなワクチン接種率やSARS-CoV-2の感染性、重症度、マスク着用の遵守状況を考慮しました。主要評価指標は、COVID-19および非COVID-19関連の入院、死亡、介護タスクの未実施日数などです。 結 果: SARS-CoV-2感染がない場合、介護施設の人手不足は、年間平均93.7件の介護タスク未実施、38件の入院、4.6件の死亡を引き起こし、非COVID-19関連の健康被害により39.7のQALYが失われ、CMSの視点から107万1950ドルのコストが発生しました。SARS-CoV-2オミクロン株の条件下では、全スタッフの休職が326.5日をもたらし、649.5件の追加の介護タスク未実施を引き起こし、4.3件の非COVID-19関連入院と0.7件の死亡が見込まれました。軽度の症状を持つ75%のスタッフが働くことを許可した場合、追加のCOVID-19症例は5件で、介護タスクは475.9件増加し、非COVID-19関連の入院と死亡はそれぞれ3.5件と0.4件減少しました。 結 論: このモデル研究では、軽度のCOVID-19症状を持つスタッフが働くことを許可する方針が、介護施設における人手不足や未実施の介護タスクによる住民の健康被害を軽減し、COVID-19の感染拡大による害よりも有利であることが示されました。これにより、医療および社会的コストの大幅な削減が期待されます。