認知症患者の情報ニーズと情報探索に対するChatGPTの応答の評価
カテゴリ:高齢者医療・介護
公開日:2026年2月19日
タイトル:Evaluation of ChatGPT's responses to information needs and information seeking of dementia patients.
雑誌名:Sci Rep. 2024 May 04; 14(1): 10273.
概 要:
この研究は、認知症患者の家族介護者が必要とする情報に対するChatGPTの応答を評価することを目的としています。認知症患者の情報ニーズを文献から特定し、31項目のリストを作成し、118の関連質問をChatGPTに投げかけました。次に、15人の非専門的介護者と15人の専門的介護者にChatGPTの応答を評価してもらい、定量的(質問票)および定性的(インタビュー)アプローチを用いました。非専門的介護者はChatGPTの利用に対してより肯定的でしたが、専門的な質問には満足のいく応答が得られませんでした。非専門的介護者は情報ニーズに関する31項目でChatGPTの応答を高く評価し、平均スコアは3.77(SD 0.98)でしたが、専門的介護者は3.13(SD 0.65)と低い評価でした。ChatGPTは、非臨床的な情報ニーズに対しては一般的に満足のいく応答を示しました。
方 法:
本研究は、文献から認知症患者の情報ニーズを特定し、31項目のリストを作成した後、118の質問をChatGPTに投げかける方法で実施されました。さらに、15人の非専門的介護者と15人の専門的介護者に対して、ChatGPTの応答を評価するための定量的(質問票)および定性的(インタビュー)アプローチを用いました。
結 果:
非専門的介護者はChatGPTの応答に対して高い評価を与え、平均スコアは3.77でしたが、専門的介護者は3.13と低い評価でした。ChatGPTは非臨床的な情報ニーズに対しては一般的に満足のいく応答を示しましたが、専門的な質問には満足のいく応答が得られませんでした。
結 論:
ChatGPTは非専門的介護者にとって有用な情報源となる可能性がありますが、専門的介護者のニーズには完全には応えられないことが示されました。今後、医療専門家との協力により、より高品質な情報提供が期待されます。