ポストアキュートケアは、股関節骨折手術を受けた80歳以上の患者の死亡率を低下させるか?
カテゴリ:高齢者医療・介護
公開日:2026年2月19日
タイトル:Does post acute care reduce the mortality of octogenarian and nonagenarian patients undergoing hip fracture surgery?
雑誌名:BMC Geriatr. 2024 Apr 08; 24(1): 322. doi: 10.1186/s12877-024-04936-z. Epub 2024 Apr 08.
概 要:
高齢者の増加に伴い、80歳以上の脆弱性骨折の患者が増加しています。本研究は、股関節骨折手術を受けた158人の高齢者(中央値85歳)を対象に、ポストアキュートケア(PAC)プログラムに参加したグループと参加しなかったグループの死亡率や合併症、再骨折、機能状態を比較しました。PACプログラムに参加した患者は、死亡率や再入院率、合併症の発生率が低いことが示されました。
方 法:
本研究は158人の高齢者を対象とした後ろ向き研究で、参加者は80歳から99歳の範囲で、股関節骨折手術を受けた患者です。患者は、手術後にPACプログラムに参加したグループと参加しなかったグループに分けられ、死亡率、合併症、再骨折、機能状態(Barthel index、数値評価スケール、Harris Hip Scale)を比較しました。
結 果:
PACプログラムに参加した患者は、死亡率、再入院率、再骨折や二次骨折の発生率、尿路感染症や脳血管事故、肺炎などの合併症が低いことが確認されました。
結 論:
PACは、股関節骨折を有する80歳以上の患者において、死亡率や尿路感染症、褥瘡、肺炎などの合併症の発生率を低下させることが示されました。