バーチャルリアリティにおけるマインドフルネスに基づく認知療法の強化:前向き介入研究
カテゴリ:手術支援
公開日:2026年2月19日
タイトル:Enhancing Mindfulness-Based Cognitive Therapy in a Virtual Reality: A Prospective Interventional Study
雑誌名:Sci Rep. 2025 Sep 09; 15(1): 29534. doi: 10.1038/s41598-025-01359-7. Epub 2025 Sep 09.
概 要:
うつ病の増加に伴い、マインドフルネスに基づく認知療法(MBCT)が効果的な治療法として注目されていますが、従来のMBCTにはアクセスの障壁や専門家の必要性、参加者の関与の不均一性といった限界があります。本研究では、バーチャルリアリティ(VR)を用いたMBCTの治療可能性を評価するために、導入的なマインドフルネスエクササイズと3セッションのVR-MBCTプログラムを開発し、73名の参加者を対象に実施しました。データ分析の結果、うつ病のある参加者は高い集中力、特異な感情反応、独自の相互作用パターンを示しました。全体として、VR-MBCTのユーザーフレンドリーで没入感のある特性が強調され、うつ病のある個人に対する適用可能性が示されました。
方 法:
本研究は、73名の参加者を対象にした前向き介入研究です。Meta Quest ProとE4ウエアラブルデバイスを使用してデータを収集し、VR-MBCTプログラムの実施における実現可能性、参加者の関与、行動パターンを分析しました。
結 果:
結果は、うつ病のある参加者が高い集中力を示し、感情反応や相互作用パターンにおいて独特な特徴を持つことを示しました。調査データでは、うつ病のある参加者とない参加者の間でVRの使いやすさや没入感に有意差は見られませんでしたが、センサーからのデータは、うつ病のある参加者の電気皮膚活動において高いエントロピーを示し、感情の対処がより良好であることを示唆しました。
結 論:
VR-MBCTは、うつ病のある個人に対してユーザーフレンドリーで没入感のある治療法としての可能性を示しました。このアプローチは、うつ病治療における新たな手段としての適用が期待されます。