MEDICINE & AI

周術期の健康情報取得におけるAIチャットボットの利用:整形外科患者とその家族に関する記述的質的研究

カテゴリ:手術支援

公開日:2026年2月19日

タイトル:Utilisation of AI-driven chatbots for perioperative health information seeking: a descriptive qualitative study of orthopaedic patients and family members. 雑誌名:BMJ Open. 2025 Sep 04; 15(9): e099824. 概 要: 本研究は、整形外科患者とその家族が周術期の健康情報を得るためにAIチャットボットを利用した経験を探求し、使いやすさ、効果、認識に焦点を当てています。13名の参加者を対象に半構造化インタビューを実施し、データの飽和が達成されるまで情報を収集しました。参加者は、AIチャットボットが従来の検索エンジンよりも好まれ、情報のアクセス性と質が向上し、人間との対話よりもAIを好む傾向があることを示しました。 方 法: 本研究は記述的質的デザインを採用し、地域の整形外科ケアセンターで実施されました。目的的サンプリングにより、整形外科手術を受ける患者とその家族から13名を募集し、対面での半構造化インタビューを行いました。データ収集は、データの飽和が達成されるまで続けられ、インタビューは録音され、24時間以内に逐語的に転写されました。転写内容は検証され、Colaizziのデータ分析法を用いて分析されました。 結 果: インタビューからは、以下の4つのテーマが浮かび上がりました:(1) 検索エンジンよりもAIチャットボットの好み、(2) 情報のアクセス性と質の向上、(3) 人間との対話よりもAIの好み、(4) 効果的なプロンプトの重要性。 結 論: AIチャットボットは、周術期の患者教育において有望な補助ツールであり、従来の検索エンジンや忙しい臨床環境の限界を克服する即時かつ個別化されたガイダンスを提供します。参加者は、チャットボットの効率的で文脈に応じた情報取得、専門的なアドバイス、非判断的な対話を評価し、信頼を育み不安を軽減しました。効果的なプロンプトは、応答の関連性と正確性に直接影響を与える重要なユーザー技術として浮かび上がりました。チャットボットが生成する健康情報は定期的に正確性を確認する必要があり、ユーザーの能力向上のために構造化されたチュートリアルを提供することが推奨されます。