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加水分解ゼラチンを用いた局所注入ヒトiPS細胞由来心筋細胞の心筋内保持

カテゴリ:手術支援

公開日:2026年2月19日

タイトル:Retention of locally injected human iPS cell-derived cardiomyocytes into the myocardium using hydrolyzed gelatin 雑誌名:Sci Rep. 2025 Feb 07; 15(1): 4635. 概 要: 本研究では、加水分解ゼラチン(HG)の濃度がヒトiPS細胞由来心筋細胞(hiPSC-CMs)の心筋内注入時の保持と治療効果に与える影響を探求しました。HGの溶解性により濃度を正確に制御でき、注入液の分布や漏出に影響を与え、治療結果に影響を及ぼす可能性があります。ex vivoおよびin vivoのラットモデルを用いて、HG濃度の変化が心筋内の保持と拡散に与える影響を調査しました。10% HGは静的ラット心臓で漏出を最小限に抑えつつ、顕著な拡散を許可しましたが、20% HGは拍動するin vivo心臓で最良の保持を示しました。ラット心筋梗塞モデルでは、20% HGに懸濁したhiPSC-CMsが最も高い細胞保持を示しました。移植後2週間で心エコー検査により駆出率が有意に増加し、4週間後の心臓MRIでもシャム群と比較して駆出率が有意に高いことが示されました。これらの結果は、HG濃度の最適化が心疾患治療におけるhiPSC-CM移植の保持と治療効果を高めるために重要であることを示唆しています。 方 法: 本研究は、ex vivoおよびin vivoのラットモデルを用いた実験です。加水分解ゼラチンの濃度を変化させ、心筋内の保持と拡散に与える影響を評価しました。主要評価指標は、心エコー検査による駆出率の変化と心臓MRIによる評価です。 結 果: 10% HGは静的ラット心臓で漏出を最小限に抑えましたが、20% HGはin vivo心臓で最良の細胞保持を示しました。心筋梗塞モデルにおいて、20% HGに懸濁したhiPSC-CMsは最高の細胞保持を示し、移植後2週間で駆出率が有意に増加しました。4週間後の心臓MRIでも駆出率がシャム群より有意に高いことが確認されました。 結 論: 加水分解ゼラチンの濃度を最適化することが、心疾患治療におけるhiPSC-CM移植の保持と治療効果を高めるために重要であることが示されました。