尿管ステント挿入後のAIを用いたコールサービスの満足度評価:ランダム化比較試験
カテゴリ:手術支援
公開日:2026年2月19日
タイトル:Satisfactory Evaluation of Call Service Using AI After Ureteral Stent Insertion: Randomized Controlled Trial
雑誌名:J Med Internet Res. 2025 Jan 21; 27: e56039. doi: 10.2196/56039. Epub 2025 Jan 21.
概 要:
本研究は、尿管ステント挿入後の合併症に関する情報を提供し、早期の追加治療の必要性を示すAIベースの予測ツールの効果を評価することを目的としています。尿管ステントは、泌尿器科手術において重要ですが、出血や痛みなどの合併症が伴います。28人の患者を対象に、AIによる「安心コール」サービスと人間によるコールサービスの満足度を比較しました。結果、患者はAIと人間のコールに対して同様の満足度を示しましたが、合併症管理においては人間の方が優れた満足度を示しました。
方 法:
本研究は、尿管ステント挿入を初めて受ける20~70歳の28人の患者を対象としたランダム化比較試験です。患者はAIによるコール(グループ1)と人間によるコール(グループ2)に無作為に割り当てられました。主要評価指標はコールサービスへの満足度で、二次評価指標には合併症管理に関する満足度と不安が含まれます。
結 果:
28人の患者のうち、グループ2から1人が脱落しました。コールサービスへの満足度は、AIグループが4.14、ヒューマングループが4.54であり、有意差はありませんでした。合併症管理に関する満足度は、AIグループが3.79、ヒューマングループが4.23であり、VASでは有意差が認められました(P=.01)。不安に関しては、両グループ間に有意差はありませんでした。
結 論:
本研究は、尿管ステント挿入後の合併症に関する患者の安心をAIを用いて評価した初めての試みです。AIと人間のコールサービスに対する満足度は同様でしたが、合併症管理においては人間の方が優れた結果を示しました。今後、より大規模な研究が必要です。