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手術前放射線療法と手術単独による原発性後腹膜肉腫の治療効果に関するメタアナリシス

カテゴリ:手術支援

公開日:2026年2月19日

タイトル:Preoperative radiotherapy combined with surgery versus surgery alone for primary retroperitoneal sarcoma: a meta-analysis 雑誌名:Sci Rep. 2025 Jan 08; 15(1): 1345. doi: 10.1038/s41598-024-84636-1. Epub 2025 Jan 08. 概 要: 本研究は、原発性後腹膜肉腫(RPS)における手術前放射線療法(preRT)と手術の併用(preRT+S)が手術単独(SA)と比較してどのような効果を持つかを評価しました。13の研究を対象に、2,439人のSA患者と1,453人のpreRT+S患者を分析した結果、preRT+Sは全体のRPS患者において局所再発率を有意に低下させることが示されました(ハザード比[HR] 0.575; p=0.008)。ただし、脂肪肉腫患者では局所再発や腹部再発の無再発生存率に明確な影響は見られませんでした。 方 法: 本研究は、手術前放射線療法と手術の併用と手術単独の比較に関する直接的な研究を対象としたメタアナリシスです。13の研究から2,439人の手術単独患者と1,453人の手術前放射線療法併用患者のデータを収集し、局所再発率、腹部再発無生存率、全体生存率などを評価しました。 結 果: preRT+Sは、全体のRPS患者において局所再発率を有意に低下させ(HR 0.575; p=0.008)、特に分化型脂肪肉腫および低悪性度の脱分化型脂肪肉腫患者では腹部再発無生存率を延長しました(HR 0.601; p=0.014)。しかし、全体生存率においてはpreRT+SとSAの間に有意差は見られませんでした(HR 0.904; p=0.362)。また、preRT+S群はSA群に比べて合併症の発生率が高かったです(オッズ比[OR] 1.580; p=0.007)。 結 論: 手術前放射線療法は、特に分化型脂肪肉腫および低悪性度の脱分化型脂肪肉腫患者において再発を防ぐ効果がある一方で、合併症のリスクが増加することが示されました。全体生存率は手術単独と同等であるため、治療選択においてはリスクと利益を慎重に評価する必要があります。