切除可能な非小細胞肺癌におけるネオアジュバントニボルマブとレラチリマブの併用療法に関するランダム化第2相試験
カテゴリ:手術支援
公開日:2026年2月19日
タイトル:Neoadjuvant nivolumab with or without relatlimab in resectable non-small-cell lung cancer: a randomized phase 2 trial
雑誌名:Nat Med. 2024 Jun;30(6):1602-1611.
概 要:
この研究は、切除可能な非小細胞肺癌患者に対するネオアジュバント療法として、ニボルマブ(抗PD-1抗体)とレラチリマブ(抗LAG-3抗体)の併用の有効性と安全性を評価しました。60人の治療未経験の患者がランダムにニボルマブ単独またはニボルマブとレラチリマブの併用を受け、手術の実施可能性が評価されました。すべての患者が43日以内に手術を受け、95%が根治的切除を達成しました。病理学的および放射線学的反応率も評価され、12ヶ月の追跡調査での無病生存率と全生存率が示されました。
方 法:
本研究は、60人の治療未経験の切除可能な非小細胞肺癌患者を対象としたオープンラベルのランダム化第2相試験です。患者は、ニボルマブ単独またはニボルマブとレラチリマブの併用療法を受け、主要評価項目は手術の実施可能性でした。主要評価指標は、手術までの期間内に手術が実施された患者の割合です。
結 果:
すべての患者が手術を受け、95%が根治的切除を達成しました。ニボルマブ単独群では27%が主要病理学的反応を示し、併用群では30%でした。12ヶ月の追跡調査で、無病生存率はニボルマブ群で89%、併用群で93%、全生存率はそれぞれ93%と100%でした。治療に関連する重篤な有害事象は、各群で10%と13%でした。
結 論:
ニボルマブとレラチリマブの併用療法は、切除可能な非小細胞肺癌において手術前の安全で効果的な治療法であることが示されました。この研究は、PD-1とLAG-3の二重標的療法の実現可能性を確立しました。