クライオ電子顕微鏡が明らかにする自然RNAの多価性メカニズム
カテゴリ:高齢者医療・介護
公開日:2025年10月24日
タイトル:Cryo-EM reveals mechanisms of natural RNA multivalency
雑誌名:Science. 2025 May; 388(6746): 545-550.
概 要:
本研究では、RNAの四次構造に関する知見が少ない中、クライオ電子顕微鏡(cryo-EM)を用いて4つのRNAファミリーの構造を解明しました。これにより、ARRPOFおよびOLEが二量体を形成し、ROOLおよびGOLLDが六量体、八量体、十二量体のナノ構造を形成することが示されました。これらのホモオリゴマー集合体は、RNAの多価性に寄与するさまざまな構造モチーフを明らかにし、RNAの機能的関連性を示唆しています。
方 法:
この研究では、クライオ電子顕微鏡を用いて、4つのRNAファミリーの構造を2.6~4.6オングストロームの解像度で決定しました。対象となったRNAファミリーは、ARRPOF、OLE、ROOL、GOLLDであり、それぞれ異なるオリゴマー構造を形成しました。
結 果:
RNAファミリーのホモオリゴマー集合体は、キスループ、パリンドローム型塩基対形成、Aスタッキング、金属イオンの配位、擬似結び目、マイナーグルーブ相互作用など、多くの構造モチーフを示しました。これにより、RNAの多価性を促進する分子間相互作用の基盤が提供されました。
結 論:
本研究は、RNAの多価性を駆動する分子間相互作用のメカニズムを明らかにし、RNAの機能的関連性に対する理解を深める重要な知見を提供しました。