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COVID-19パンデミックがテレファーマシューティカルサービスの有効性に与える影響の評価:系統的レビューとメタアナリシス

カテゴリ:公衆衛生・予防医療

公開日:2026年2月19日

タイトル:Evaluating the Impact of the COVID-19 Pandemic on Telepharmaceutical Service Effectiveness: Systematic Review and Meta-Analysis 雑誌名:J Med Internet Res. 2025 Jul 02; 27: e64073. doi: 10.2196/64073. Epub 2025 Jul 02. 概 要: 本研究は、薬剤師が主導するテレファーマシューティカルサービス(TPS)の有効性を評価し、COVID-19パンデミックの発生前後での有効性の変化を比較することを目的としています。TPSは、医療サービスへのアクセスを改善し、限られたリソースの地域で専門的なサービスを提供する新興のテレヘルスサービスです。研究の結果、TPSは患者の薬物遵守を向上させる可能性があり、満足度の向上や副作用の発生を減少させることが示唆されました。パンデミック前後での有効性の違いはほとんど見られませんでしたが、薬物遵守は時間とともに増加しました。 方 法: PubMed、Embase、SinoMed、China National Knowledge Infrastructure、Wanfang、VIPデータベースを検索し、TPSの有効性を評価したランダム化比較試験を対象としました。2023年10月24日までに発表された研究を対象とし、WHOがCOVID-19パンデミックの国際的公衆衛生緊急事態の終了を宣言する前の研究を含めました。結果をプールするためにランダム効果モデルを使用し、GRADEシステムで証拠の確実性を評価しました。パンデミック前後での有効性の変化を探るために、サブグループ分析を行いました。 結 果: 最終的に40件の研究が含まれました。TPSは、通常の対面薬剤サービスと比較して、患者の薬物遵守を増加させる可能性があり(リスク差0.15、95% CI 0.09-0.20)、副作用の発生を減少させるかもしれない(リスク差-0.10、95% CI -0.18から-0.02)ことが示されました。また、患者の満足度を向上させる可能性もありました(リスク差0.16、95% CI 0.05-0.26)。TPSの有効性は、パンデミック前後で大きな違いは見られませんでしたが、薬物遵守は有意に増加しました(リスク差0.12、95% CI 0.03-0.21、P=.007)。 結 論: TPSは、患者の薬物遵守を改善し、満足度や副作用の発生を減少させる可能性があります。一般的な有効性は、COVID-19パンデミックの発生後に変わらないことが示されました。