アミオダロン治療のモニタリングのための自動化プロセス:開発と評価
カテゴリ:高齢者医療・介護
公開日:2025年10月24日
タイトル:Automated Process for Monitoring of Amiodarone Treatment: Development and Evaluation
雑誌名:J Med Internet Res. 2025 Feb 19; 27: e65473.
概 要:
アミオダロン治療では、潜在的な副作用のために甲状腺および肝機能の繰り返し検査が必要です。本研究では、診断分類アルゴリズムを用いてアミオダロンのフォローアップにおける繰り返しの検査を自動化するロボットを開発しました。ロボットは、検査のフォローアップ間隔や管理提案を行い、最終的な決定は医師が行う「人間の介在」を考慮しています。ロボットの性能は、従来の手動フォローアップルーチンと比較されました。
方 法:
専門家の臨床アドバイスと現在の甲状腺および肝疾患管理のベストプラクティスに基づいて、ロボットと臨床意思決定支援システムを設計しました。ロボットは、フォローアップ検査の時間間隔や管理提案を行い、最終的な決定は医師が行う形で運用されました。
結 果:
ロボットプロトタイプは390件の医師の指示と比較され、平均フォローアップ時間間隔は4.5ヶ月(SD 2.4)で、医師の3.1ヶ月(SD 1.4)と有意差がありました(P<.001)。正常な検査値の場合、ロボットは281件(72.1%)で6ヶ月のフォローアップを推奨しましたが、医師は38件(9.7%)のみでした。新たな副作用が診断された患者12人は全てロボットによって正しく検出され、医師は8人のみでした。
結 論:
ソフトウェアロボットと診断分類アルゴリズムを用いた自動化プロセスは、アミオダロンのフォローアップにおいて技術的かつ医学的に信頼できる代替手段であることが示されました。これにより手作業が減少し、検査頻度が低下し、副作用の検出が改善されることで、コスト削減と患者価値の向上が期待されます。