臨床意思決定支援システムの受容と使用に関する系統的レビュー
カテゴリ:公衆衛生・予防医療
公開日:2026年2月19日
タイトル:A systematic review of clinicians' acceptance and use of clinical decision support systems over time.
雑誌名:NPJ Digit Med. 2025 May 26; 8(1): 309. doi: 10.1038/s41746-025-01662-7. Epub 2025 May 26.
概 要:
本研究は、臨床意思決定支援システム(CDS)の受容に影響を与える要因を、導入初期、中期、長期にわたって特定することを目的としています。これまでのレビューでは、CDSの採用に影響を与える要因が特定されていますが、技術の進化やユーザーのニーズの変化を考慮していませんでした。2007年から2024年1月までの5つのデータベースを検索し、67件の論文を含めました。要因は、CDS実施後のデータ収集時期に基づいて抽出・統合されました。CDS介入に関連する要因(例:有用性)や内部環境(例:ワークフローとの適合性)は、すべての期間で報告されました。知覚された成果は使用初年度に多く見られ、個別要因は使用開始6ヶ月後に確認されました。CDSの制限を回避するための戦略は、実施から5年後に報告されました。このレビューは、CDSシステムの開発、実施、継続的使用の支援に関する指針を提供します。
方 法:
本研究は、2007年から2024年1月までの期間におけるCDSの受容に関する文献を系統的にレビューしたものです。5つのデータベースを検索し、67件の関連論文を選定しました。収集したデータは、CDS実施後の時間に基づいて要因を抽出・統合しました。
結 果:
CDS介入に関連する要因や内部環境は、すべての期間で確認されました。知覚された成果は使用初年度に多く見られ、個別要因は使用開始6ヶ月後に確認されました。また、CDSの制限を回避するための戦略は、実施から5年後に報告されました。
結 論:
CDSの受容と使用に影響を与える要因は、時間とともに変化することが示されました。このレビューは、CDSシステムの開発、実施、継続的使用を支援するための重要な指針を提供します。