医療施設のオンラインレビュー
カテゴリ:災害・救急医療
公開日:2026年2月19日
タイトル:Online Reviews of Health Care Facilities
雑誌名:JAMA Netw Open. 2025 Aug 01; 8(8): e2524505.
概 要:
本研究は、米国の医療施設に関するオンラインレビューを分析し、ポジティブおよびネガティブな評価に関連する言語パターンやテーマを特定することを目的としています。2017年から2023年までの期間に、Yelp.comに投稿された医療施設のレビューを対象に、評価とレビュー内容の相関関係を調査しました。結果として、ネガティブな体験は主にコミュニケーションの質や行政的な問題に集中しており、ポジティブなレビューはサポートを提供するスタッフとの相互作用を強調しています。
方 法:
この横断研究では、2017年1月1日から2023年12月31日までにYelp.comに投稿された、必須健康給付を提供する米国の医療施設の全レビューを収集しました。主要評価指標は、n-gram(1~3語のシーケンス)とレビュー評価(ネガティブ:1または2星、ポジティブ:4または5星)の相関関係です。機械学習と自然言語処理を用いて、レビュー評価との相関を分析しました。
結 果:
7年間で138,605の施設から1,099,901件のオンラインレビューが特定され、そのうち46.3%がネガティブ、50.1%がポジティブでした。中央値の評価は4星でした。「not」はネガティブ評価と最も相関が高く(r=0.31)、一方「and」はポジティブ評価と最も相関が高かった(r=0.35)。ネガティブなテーマには支払い問題(r=0.25)や不適切な治療(r=0.24)が含まれ、ポジティブなテーマには親切さ(r=0.32)や不安の軽減(r=0.32)が含まれました。
結 論:
ネガティブな患者体験は、主にコミュニケーションの質や行政的な問題に関連しており、期待が満たされないことが多くのネガティブフィードバックの原因となっています。ポジティブなレビューは、支援的なスタッフとの相互作用を強調しています。リアルタイムのオンラインレビューを既存の品質改善フレームワークに組み込むことで、医療提供者や政策立案者が新たな懸念を特定し、患者中心のケアを向上させるための介入を調整するのに役立つ可能性があります。