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搬送時間に基づく現場での心肺蘇生(CPR)時間の調整:全国多施設研究

カテゴリ:災害・救急医療

公開日:2026年2月19日

タイトル:Adjusting on-scene CPR duration based on transport time interval in out-of-hospital cardiac arrest: a nationwide multicenter study. 雑誌名:Sci Rep. 2025 Jan 25; 15(1): 3245. 概 要: この研究は、院外心停止(OHCA)患者における現場での心肺蘇生(CPR)の最適な時間が不確かであることを背景に、搬送時間間隔(TTI)に基づくCPRの持続時間と30日間の神経学的に良好な生存との関連を評価しました。2015年10月から2021年12月までの韓国心停止研究コンソーシアムのデータを用いて、65の参加病院からの患者を短TTI(TTI<10分)と長TTI(TTI≧10分)に分類し、傾向スコアマッチングを行いました。主要評価項目は、脳機能カテゴリー1または2で定義される30日間の神経学的に良好な結果です。 方 法: この研究は、2015年10月から2021年12月までの韓国心停止研究コンソーシアムのデータを用いた後ろ向き研究です。対象は65の病院からの6,345人のOHCA患者で、短TTI群(2,922人)と長TTI群(2,922人)に分類されました。主要評価指標は、30日間の神経学的に良好な結果であり、マルチバリアブルロジスティック回帰分析を用いて関連因子を特定しました。 結 果: 短TTI群では7.4%、長TTI群では9.8%の患者が主要評価項目を達成しました(p=0.001)。現場でのCPR時間の延長は神経学的に良好な生存率の低下と関連しており(調整オッズ比0.94、95%信頼区間0.92-0.96)、最適なCPR時間は全体で5.1分、短TTI群で0分、長TTI群で5.0分でした。 結 論: 搬送時間に基づく現場でのCPR時間の調整は、院外心停止患者における良好な臨床結果に寄与する可能性が示されました。