レソトおよび南アフリカにおける結核トリアージテストとしてのC反応性蛋白質と胸部X線のコンピュータ支援分析の評価
カテゴリ:災害・救急医療
公開日:2026年2月19日
タイトル:Evaluation of C-Reactive Protein and Computer-Aided Analysis of Chest X-rays as Tuberculosis Triage Tests at Health Facilities in Lesotho and South Africa
雑誌名:Clin Infect Dis. 2024 Nov 22; 79(5): 1293-1302. doi: 10.1093/cid/ciae378.
概 要:
本研究は、結核の早期発見を目的とし、世界保健機関の目標製品プロファイルに基づいた迅速な非痰トリアージテストの開発を目指しています。レソトおよび南アフリカの医療施設で、人工知能を用いたコンピュータ支援検出ソフトウェアCAD4TBv7とC反応性蛋白質(CRP)アッセイをトリアージテストとして評価し比較しました。成人を対象に、結核の主要症状を持つ参加者を募集し、デジタル胸部X線とCRPテストを実施しました。
方 法:
2021年2月から2022年4月までの間に、結核の主要症状を持つ成人(18歳以上)を連続的に募集しました。参加者は、CAD4TBv7用のデジタル胸部X線とCRPテストを受け、痰サンプルを提供しました。主要な解析には、陽性培養またはXpert Ultraを用いた複合微生物学的基準が使用されました。
結 果:
1392人の参加者が登録され、その48%がHIV陽性で、24%が過去に結核を患っていました。CAD4TBv7とCRPの受信者動作特性曲線は、それぞれ0.87(95% CI: 0.84-0.91)および0.80(95% CI: 0.76-0.84)でした。90%の感度に対応する特異度は、CAD4TBv7で68.2%(95% CI: 65.4-71.0%)、CRPで38.2%(95% CI: 35.3-41.1%)でした。CAD4TBv7は専門の放射線科医と同等の結核検出能力を示しました。
結 論:
CAD4TBv7は、高い結核およびHIV負荷地域における結核症状を持つ患者のトリアージテストとして正確であることが示されました。CRPの結核トリアージにおける役割についてはさらなる研究が必要です。