オーストラリアのプライマリケアにおける自動網膜写真撮影とAI緑内障スクリーニングの前向き実用試験
カテゴリ:手術支援
公開日:2025年10月24日
タイトル:Prospective pragmatic trial of automated retinal photography and AI glaucoma screening in Australian primary care.
雑誌名:NPJ Digit Med. 2025 Jul 01; 8(1): 386. doi: 10.1038/s41746-025-01768-y. Epub 2025 Jul 01.
概 要:
本研究は、オーストラリアの一般診療所における緑内障検出のためのAI実装に関する前向き臨床試験を行った初の試みです。50歳以上の成人を対象に、自動網膜カメラで撮影した網膜画像をAIシステムで分析し、緑内障リスクを評価しました。414人の参加者のうち、277人(66.9%)が解析可能な画像を提供し、483眼が含まれました。AIシステムは、AUROC 0.80、感度65.0%、特異度94.6%を達成しました。未診断の患者161人のうち、18人(11.2%)が紹介が必要な緑内障と特定されました。患者からのフィードバックは良好で、クリニックスタッフはAI支援スクリーニングを支持しました。感度の低さや画像取得の制限といった課題があるものの、プライマリケアにおける機会を利用したスクリーニングの可能性が示されました。
方 法:
この研究は、オーストラリアの一般診療所で行われた前向き実用試験です。50歳以上の成人を対象に、ルーチンのGP訪問中に自動網膜カメラで網膜画像を撮影し、AIシステムで緑内障リスクを評価しました。414人の参加者から得られた画像のうち、277人が解析可能でした。主要評価指標は、AUROC、感度、特異度です。
結 果:
AIシステムは、AUROC 0.80、感度65.0%、特異度94.6%を達成しました。161人の未診断患者の中で、18人(11.2%)が紹介が必要な緑内障と特定されました。患者からのフィードバックは良好で、クリニックスタッフはAI支援スクリーニングを支持しました。
結 論:
自動網膜写真撮影とAIによる緑内障スクリーニングシステムは、プライマリケアにおける機会を利用したスクリーニングにおいて有望であることが示されました。感度の低さや画像取得の制限といった課題はあるものの、患者ケアの向上に寄与する可能性があります。