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多病歴を持つ人々の病院活動と転帰の理解:電子健康記録を用いた研究

カテゴリ:災害・救急医療

公開日:2026年2月19日

タイトル:Understanding hospital activity and outcomes for people with multimorbidity using electronic health records 雑誌名:Sci Rep. 2025 Mar 12; 15(1): 8522. 概 要: 多病歴の有病率が増加する中、効果的な医療提供がますます困難になっています。本研究では、スコットランドの3つの病院における2016年から2024年の間の50歳以上の患者の緊急非外科的入院を調査し、電子健康記録(EHR)を用いて多病歴を定義しました。98,242件の入院のうち、84%が多病歴を有し、50%が4つ以上の長期疾患を持ち、37%が身体的および精神的健康状態を併せ持っていました。多病歴の数や看護・リハビリテーションの接触回数が、30日以内の緊急再入院に独立して関連していることが示されました。 方 法: この研究は、スコットランドの3つの病院における2016年から2024年の間の50歳以上の患者の緊急非外科的入院を対象とした観察研究です。電子健康記録を用いて多病歴を定義し、入院中の看護およびリハビリテーションの接触を記録しました。主要評価指標は、退院後30日以内の緊急再入院であり、多変量ロジスティック回帰を用いて分析されました。 結 果: 84%の患者が多病歴を有し、50%が4つ以上の長期疾患を持っていました。多病歴の数が多いほど、緊急再入院のリスクが高くなることが示されました(調整オッズ比1.62、95% CI 1.52-1.73)。看護接触が8回以上の患者は、1-3回の患者に比べて再入院リスクが高いことが確認されました(調整オッズ比1.35、95% CI 1.28-1.42)。入院期間は長く、看護およびリハビリテーションの接触が増える傾向がありましたが、接触の分布や活動は多病歴や再入院の状態によって異なりませんでした。 結 論: 多病歴の患者は再入院リスクが高いものの、ケアの均一性が観察されました。この結果は、電子健康記録データに基づくアプローチが個別化医療の向上や病院資源の最適配分に寄与する可能性を示唆しています。