メンタルヘルスとウェルビーイングのための会話型エージェントの範囲、特徴、行動変容技術、品質:アプリの系統的評価
カテゴリ:災害・救急医療
公開日:2026年2月19日
タイトル:Scope, Characteristics, Behavior Change Techniques, and Quality of Conversational Agents for Mental Health and Well-Being: Systematic Assessment of Apps
雑誌名:J Med Internet Res. 2023 Jul 18; 25: e45984.
概 要:
この研究は、メンタルヘルスの向上を目的とした会話型エージェント(CAs)をアプリストアから系統的に特定し、使用されている行動変容技術(BCTs)を評価しました。メンタル障害は世界的に健康に大きな負担をかけており、モバイルヘルス介入は治療へのアクセスを改善し、関連コストを削減する可能性があります。CAsは、ストレスや不安、うつ病など複数のメンタル障害に対応しており、主に認知行動療法(CBT)を使用しています。
方 法:
アプリの検索、選定、評価は系統的レビューの方法論に基づき、AppleのApp StoreとGoogle Playを対象に行いました。2020年1月以降にアップロードまたは更新された英語のCAsを含むアプリを評価し、少なくとも2人のレビュアーがテストしました。BCTの特定には、93のBCTからなるBCT分類法v1を使用しました。
結 果:
18のアプリベースのメンタルヘルスCAsが見つかりました。67%のCAsは両アプリストアで1000未満のユーザー評価を受けており、72%はストレス、不安、うつ病などの複数の状態に対応しています。78%のCAsはCBTを使用し、50%はルールベース、50%はAI強化型でした。CAsは48種類のBCTを使用し、平均15(SD 8.77; 範囲4-30)BCTが含まれていました。最も一般的なBCTは「社会的支援(感情的)」、「行動の実行方法に関する指示」、「ネガティブな感情の軽減」、「行動のデモンストレーション」でした。
結 論:
メンタルヘルスCAsは、ストレスや不安、うつ病などの幅広いメンタルヘルス問題に対応しており、自己管理を促進するBCTが多く見られました。CAsの開発者は、情報の質、ユーザーの機密性、アクセス、緊急管理を考慮する必要があります。今後の研究では、CAsにおけるAIの役割や、証拠に基づく心理療法におけるBCTの選択を評価し、効果的なデジタルメンタルヘルス介入の体系的かつ透明な開発と評価を可能にすることが求められます。