AI音声記録と電子健康記録の効率性
カテゴリ:手術支援
公開日:2026年2月19日
タイトル:Use of an AI Scribe and Electronic Health Record Efficiency
雑誌名:JAMA Netw Open. 2025 Oct 01; 8(10): e2537000.
概 要:
本研究は、AI音声記録が電子健康記録(EHR)の効率性に与える影響を評価することを目的としています。EHRとの相互作用に費やす時間は、臨床医の燃え尽き症候群と強く関連しており、AI音声記録はその解決策として期待されています。3か月のパイロット期間中に、AI音声記録を使用した125人の臨床医と、対照群の478人の非使用者を比較しました。
方 法:
この研究は、2024年7月1日から9月30日までの3か月間にわたる回顧的コホート研究です。主要評価指標は、EHRでの時間、ノート作成にかかる時間、文書化にかかる時間(「パジャマ時間」)でした。AI音声記録使用者と非使用者の間で、傾向スコア重み付けを用いて比較しました。
結 果:
AI音声記録を使用した125人の臨床医は、EHRでの時間が中央値22.2分から20.2分に減少し、ノート作成時間も7.5分から7.0分に減少しました。また、遭遇を閉じるまでの時間も24.4時間から17.3時間に短縮されました。AI音声記録の使用は、EHRでの平均時間を8.5%(2.4分)、ノート作成時間を15.9%(1.8分)減少させることが示されました。
結 論:
AI音声記録を使用することで、臨床医はEHRおよびノート作成にかかる時間を有意に短縮できることが示されました。これにより、文書化の効率が向上し、臨床医の負担が軽減される可能性があります。