AI支援大腸内視鏡検査のコスト効果:大腸癌スクリーニングプログラムにおける一次または二次スクリーニング検査としての評価
カテゴリ:手術支援
公開日:2026年2月19日
タイトル:The Cost-Effectiveness of AI-Assisted Colonoscopy as a Primary or Secondary Screening Test in a Population-Based Colorectal Cancer Screening Program: Markov Modeling-Based Cost Effectiveness Analysis
雑誌名:J Med Internet Res. 2025 Sep 26; 27: e67762.
概 要:
この研究は、アジアにおける大腸癌(CRC)スクリーニング戦略のコスト効果を評価することを目的としています。従来の大腸内視鏡検査の感度は医師の経験に依存しており、AI支援の大腸内視鏡検査は感度を向上させる可能性があります。本研究では、スクリーニングなし、便潜血検査(FIT)陽性後の従来の大腸内視鏡検査、AI支援大腸内視鏡検査、直接大腸内視鏡検査、直接AI支援大腸内視鏡検査のコスト効果を比較しました。
方 法:
50歳から始まるCRCスクリーニングを想定した仮想人口モデルを用い、さまざまなスクリーニング戦略のコスト効果を評価しました。主要評価指標は、癌関連の失われた生涯年数、予防されたCRC症例数、節約された生涯年数、1生涯年あたりの総コストなどです。データは国際文献と政府の公報から取得し、マルコフモデルに基づく意思決定分析アルゴリズムに入力しました。
結 果:
スクリーニングなしの戦略と比較した場合、FIT+従来の大腸内視鏡検査、FIT+AI支援大腸内視鏡検査、従来の大腸内視鏡検査、AI支援大腸内視鏡検査のICERはそれぞれUS $138,539、US $122,539、US $203,929、US $180,444でした。FIT+AI支援大腸内視鏡検査は、癌関連の失われた生涯年数が5355年から5327年に減少し、予防されたCRC症例数が120から132に増加し、節約された生涯年数が280年から308年に増加しました。FIT+AI支援大腸内視鏡検査は、最も低いICER(US $122,539)を示し、他の戦略を上回りました。
結 論:
アジアの人口において、FIT陽性後のAI支援大腸内視鏡検査が最もコスト効果の高いCRCスクリーニング戦略であることが示されました。この戦略は、評価した4つの戦略の中で最も低いICERと追加コストを持っています。