喘息診療における一酸化窒素(FeNO)ガイドの臨床意思決定支援システムの実装促進に関する質的探求
カテゴリ:医学教育
公開日:2026年2月19日
タイトル:Promoting the implementation of clinical decision support systems in primary care: A qualitative exploration of implementing a Fractional exhaled Nitric Oxide (FeNO)-guided decision support system in asthma consultations.
雑誌名:PLoS One. 2025; 20(2): e0317613. doi: 10.1371/journal.pone.0317613. Epub 2025 Feb 13.
概 要:
この研究は、喘息管理における一酸化窒素(FeNO)テストに基づく臨床意思決定支援システム(CDSS)の使用に対する臨床医の認識を探求し、CDSSの実装を促進するための設計方法を検討しました。CDSSは臨床ガイドラインの遵守を促進し、患者のアウトカムを改善する可能性があります。研究では、23名の喘息看護師、薬剤師、一般開業医、呼吸器看護専門家へのインタビューを通じて、CDSSに対する意見を収集しました。
方 法:
本研究は、喘息に関するレビューを行う臨床医を対象にした質的研究です。23名の参加者に対してインタビューを実施し、インタビュー内容は逐語的に転写され、反射的テーマ分析を用いて分析されました。
結 果:
分析の結果、3つのテーマが浮かび上がりました。1つ目は、CDSSの推奨を評価しつつもコントロールを保持したいという意向、2つ目は、推奨がどのように生成されたかが不明な場合の適切性への疑念、3つ目は、CDSSが患者の信頼と治療遵守を高める可能性です。臨床医は、CDSSが管理オプションの優先順位付けや患者の喘息症状に関連する広範な要因を考慮するのに役立つと認識しましたが、推奨をオーバーライドできることが重要であると考えました。
結 論:
CDSSの推奨内容に小さな変更を加えること、例えば推奨がどのように生成されたかを説明し、ガイドラインと一致していることを示すことが、臨床医にとっての受容性や適切性の障壁を克服するのに役立つ可能性があります。CDSS介入の開発時に実装に焦点を当てることは、エビデンスと実践のギャップを減少させるために有益です。