ウェブ検索広告を用いた群衆調査による皮膚科データセットの作成
カテゴリ:医学教育
公開日:2026年2月19日
タイトル:Creating an Empirical Dermatology Dataset Through Crowdsourcing With Web Search Advertisements
雑誌名:JAMA Netw Open. 2024 Nov 04; 7(11): e2446615.
概 要:
本研究は、ウェブ検索広告を用いて多様で代表的な皮膚科画像データセットを作成する方法の有効性を評価しました。従来の臨床データセットは疾患の幅広さや多様性を反映しておらず、研究や医療教育、AIツールの開発に影響を与えています。2023年3月から11月にかけて、米国のインターネットユーザーに皮膚科の状態の画像を提供するよう呼びかけ、5749件の画像が集まりました。このデータセットは、一般的な短期間の皮膚状態の画像の入手可能性において重要なギャップを埋めるものです。
方 法:
この研究は、2023年3月から11月にかけて行われた前向き観察調査です。Google検索広告を使用し、皮膚科関連の検索クエリに対して広告を表示し、成人から画像とその症状に関する情報を収集しました。収集されたデータは、画像の安全性を確認し、プライバシーを保護するための措置が講じられました。データ分析は2024年1月から2月に行われました。
結 果:
5749件の提出があり、そのうち5631件(97.9%)が皮膚科の状態の真の画像でした。寄稿者の66.7%が女性で、52.0%が40歳未満であり、米国人口に比べて若年層の寄稿者が多く見られました。2614人の寄稿者のうち、32.6%が白人以外の人種または民族を報告しました。4019件の寄稿のうち、54.0%が提出から7日以内に発症したと報告され、89.0%がアレルギー、感染症、または炎症性の状態でした。
結 論:
ウェブ検索広告は皮膚科画像の群衆調査に効果的であり、健康データセットの作成に有用な方法であることが示されました。このSCINデータセットは、一般的で短期間の皮膚状態の画像の入手可能性において重要なギャップを埋めるものです。