MEDICINE & AI

ChatGPTによる病気スクリプト生成能力の専門家評価:評価研究

カテゴリ:医学教育

公開日:2026年2月19日

タイトル:Expert assessment of ChatGPT's ability to generate illness scripts: an evaluative study 雑誌名:BMC Med Educ. 2024 May 15; 24(1): 536. doi: 10.1186/s12909-024-05534-8. Epub 2024 May 15. 概 要: 本研究は、生成的人工知能(AI)が病気スクリプトを生成できるかどうかを調査しました。病気スクリプトは、患者指向の臨床知識を表現するための特定のフォーマットであり、病状の理解を助け、診断精度を向上させる可能性があります。184の疾患に基づいてChatGPT-4を用いて病気スクリプトを作成し、3人の医師が評価を行いました。評価結果は、スクリプトの有用性を示しています。 方 法: 本研究では、2022年改訂版の日本の医学部教育の国家モデルコアカリキュラムに基づく184の疾患について、ChatGPT-4を使用して病気スクリプトを生成しました。3人の医師が、内容が十分な「A」、部分的に不足しているが許容できる「B」、複数の点で不十分な「C」の3段階で評価しました。 結 果: ChatGPT-4を活用することで、184の疾患について病気スクリプトの各要素を漏れなく生成しました。評価は「A」が56.0%(103/184)、「B」が28.3%(52/184)、「C」が15.8%(29/184)でした。 結 論: ChatGPT-4を用いることで、医学生向けの適切なプロンプトを使用して有用な病気スクリプトが迅速に生成されました。この技術を活用した病気スクリプトは、医学生に疾患の重要な特徴を紹介するための貴重なツールとなります。