MEDICINE & AI

症状のある患者における胸部癌の早期発見のための画像診断技術の評価:系統的レビュー

カテゴリ:診断支援・画像解析

公開日:2026年2月19日

タイトル:Evaluation of imaging techniques for early detection of intrathoracic cancers in symptomatic patients in primary care: a systematic review. 雑誌名:BMJ Open. 2025 Aug 16; 15(8): e091435. doi: 10.1136/bmjopen-2024-091435. Epub 2025 Aug 16. 概 要: 本研究は、肺癌、胸膜中皮腫、胸腺腫などの胸部癌の早期発見における画像診断技術の性能を評価することを目的としています。低有病率の設定において、プライマリケアでの診断の課題を解決するための証拠を要約しました。2000年1月から2024年1月までの文献を対象に、MEDLINE、Embase、Web of Scienceを検索し、診断性能に関するデータを抽出しました。 方 法: 系統的レビューを実施し、診断精度研究の質評価基準(Quality Assessment of Diagnostic Accuracy Studies-2)と推奨評価基準(Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation)を用いて質を評価しました。プライマリケアに関連する研究を対象とし、参加者が胸部癌の疑いがある場合における診断性能を報告した研究を含めました。 結 果: 30,539件の文献から13件の研究が選定されました。対象とした癌の種類や診断経路にばらつきがありました。調査された画像診断技術には、胸部X線(3件)、CT(6件)、MRI(2件)、PET-CT(2件)、超音波(2件)、シンチグラフィー(1件)が含まれます。肺癌に対する胸部X線の感度は33.3%から75.9%、特異度は83.2%から95.5%でした。CTの感度は、胸膜悪性腫瘍で58%から肺癌で100%まで変動しました。 結 論: プライマリケアにおける症状のある患者の胸部癌診断に関する通常の画像診断技術の性能を報告した研究は限られており、一般集団における評価が必要です。より良い検出戦略の確立には、プライマリケアにおける胸部癌の性能理解が重要です。