カンボジアの農村における急性発熱性疾患のプライマリケア管理を改善するための電子臨床意思決定支援アルゴリズムの評価:クラスター無作為化試験のプロトコル
カテゴリ:公衆衛生・予防医療
公開日:2026年2月19日
タイトル:Evaluation of an electronic clinical decision support algorithm to improve primary care management of acute febrile illness in rural Cambodia: protocol for a cluster-randomised trial.
雑誌名:BMJ Open. 2024 Oct 18; 14(10): e089616.
概 要:
急性発熱性疾患(AFI)は、カンボジアの農村地域においてプライマリヘルスケアを受ける一般的な理由ですが、マラリアの伝播は減少しており、非マラリア性AFIの管理において医療従事者が十分な準備ができていないことが問題です。このため、抗生物質の不適切な処方やケアのエスカレーションが発生し、抗生物質耐性を助長し、医療費が増加する可能性があります。この問題に対処するために、臨床、疫学、バイタルサインデータを統合し、診断と管理計画を作成する「EDAM」という電子臨床意思決定支援アルゴリズムが開発されました。
方 法:
本研究は、カンボジアのプライマリヘルスセンター(PHC)における抗生物質処方率に対するEDAMと関連するトレーニングの効果を評価するための実用的なクラスター無作為化試験です。対象は1歳以上のAFI患者で、15のPHCが対照(標準治療)と介入(EDAMと関連トレーニング)に無作為に割り当てられます。各PHCは152人の患者を募集し、合計4560人を対象とします。EDAM導入前の抗生物質処方率25%から17.5%への減少を見込んでいます。
結 果:
本研究の結果は、国際的な査読付きジャーナルに発表され、EDAMの将来のバージョンや類似の電子臨床意思決定支援システムの設計に役立てられます。研究はオックスフォード大学熱帯研究倫理委員会とカンボジア国家健康研究倫理委員会の承認を受けています。
結 論:
本試験は、農村地域における急性発熱性疾患の管理を改善するための重要なステップとなることが期待されます。