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がん診断前1年におけるがん関連症状と検査の表現型と発生率:UKバイオバンクとCPRDゴールドのデータ分析

カテゴリ:公衆衛生・予防医療

公開日:2026年2月19日

タイトル:Phenotypes and rates of cancer-relevant symptoms and tests in the year before cancer diagnosis in UK Biobank and CPRD Gold 雑誌名:PLOS Digit Health. 2023 Dec; 2(12): e0000383. 概 要: この研究は、がん診断前の患者におけるがんリスクの正確な評価が早期診断に重要であることを背景に、UKバイオバンクとClinical Practice Research Datalink (CPRD)の電子健康記録(EHR)を分析しました。がん患者の診断前の症状記録には、異なるEHRソース間での変動がある可能性があるため、21の症状と8つの血液検査に関する調和された表現型を開発しました。CPRDの22,601人とUKバイオバンクの11,594人のがん患者を対象に、診断前1年の症状に関する相談記録を比較しました。 方 法: この研究は、UKバイオバンクとCPRDのがん患者を対象にした観察研究です。症状と血液検査に関するデータは、Read v2およびCTV3コーディングシステムを用いて調和されました。多変量ポアソンモデルを使用して、CPRDとUKバイオバンク間の症状および検査の発生率を比較しました。 結 果: CPRDでは54%、UKバイオバンクでは36%のがん患者が診断前1年にがん症状に関する相談を記録していました。UKバイオバンクのがん患者は、CPRDの患者に比べてがん症状に関する相談率が低く(RR: 0.61)、全体のプライマリケア相談率も低かった(RR: 0.86)。特に「非アラーム」症状の相談率は低く(RR: 0.54)、血液検査の相談率も低かった(RR: 0.93)。 結 論: CPRDのがん患者の約半数が診断前に症状を記録している一方で、UKバイオバンク参加者では非特異的な症状の記録が大幅に低かったことが示されました。選択されたバイオバンクコホートに基づく結果の一般化可能性は、病気特異的な文脈で検討する必要があります。