多病併発患者に対する遠隔医療への臨床意思決定支援システムの統合:スコーピングレビュー
カテゴリ:公衆衛生・予防医療
公開日:2026年2月19日
タイトル:The Integration of Clinical Decision Support Systems Into Telemedicine for Patients With Multimorbidity in Primary Care Settings: Scoping Review
雑誌名:J Med Internet Res. 2023 Jun 28; 25: e45944.
概 要:
多病併発は、一次医療におけるグローバルな健康問題であり、患者の生活の質を低下させ、複雑なケアプロセスを引き起こします。本研究では、臨床意思決定支援システム(CDSS)と遠隔医療を統合し、多病併発患者の管理を改善する方法を探ります。文献をレビューし、CDSSが遠隔医療の各機能にどのように統合されているか、介入の効果を要約し、文献のギャップを特定しました。
方 法:
2021年11月までの文献をPubMed、Embase、CINAHL、Cochraneで検索し、CDSSが遠隔医療における多病併発患者に使用されている研究を対象としました。CDSSのシステム設計は、ソフトウェア、ハードウェア、入力源、入力内容、タスク、出力、ユーザーに基づいて抽出され、遠隔医療の機能ごとに分類されました。
結 果:
7件の実験研究(3件の無作為化比較試験(RCT)と4件の非RCT)が含まれました。介入は糖尿病、高血圧、多剤併用、妊娠糖尿病の管理に設計され、CDSSは遠隔モニタリング、遠隔相談、遠隔ケース管理、遠隔教育などの機能に利用されました。しかし、CDSSの構造(データ入力、タスク、出力、ユーザー)にはばらつきがあり、臨床効果に関する証拠は一貫していませんでした。
結 論:
遠隔医療とCDSSは、多病併発患者の支援に役立つ可能性がありますが、介入に関する問題をさらに探求する必要があります。具体的には、検討する医療条件の範囲を広げ、CDSSのタスクを特に多病併発のスクリーニングや診断に焦点を当て、患者がCDSSの直接のユーザーとしての役割を探ることが重要です。