COVID-19パンデミック中に南カロライナ州の田舎に住む高齢黒人女性が経験した課題、ストレス要因、レジリエンス資源
カテゴリ:災害・救急医療
公開日:2026年2月25日
タイトル:Challenges, stressors, and resilience resources experienced by older black women in Rural South Carolina throughout the COVID-19 pandemic.
雑誌名:PLoS One. 2026; 21(2): e0342512. doi: 10.1371/journal.pone.0342512. Epub 2026 Feb 24.
概 要:
本研究は、COVID-19パンデミック中に南カロライナ州の田舎に住む黒人女性が経験した課題やストレス要因、そして利用されたレジリエンス資源を特定することを目的としています。レジリエンスはメンタルヘルスの課題に対する保護因子として知られており、特に田舎のコミュニティに住む黒人女性が直面するストレスはパンデミックによって悪化したと考えられます。研究では、24人の参加者からのインタビューを通じて、彼女たちが経験した不安、抑うつ、孤立、喪失感、雇用の変化などの課題が明らかになりました。
方 法:
2024年1月から4月にかけて、南カロライナ州の田舎に住む黒人女性24人に対して、地域の健康支援者によって募集された個別の構造化インタビューを実施しました。インタビューは録音され、オンラインドライブにアップロードされ、Otter.aiを使用して文字起こしされ、正確性が確認されました。データはテーマ分析に基づいて帰納的にコーディングされ、社会生態モデルに基づいて演繹的に分析されました。
結 果:
参加者は、パンデミック中に経験した課題やストレス(不安、抑うつ、孤立、喪失感、訪問制限、雇用の変化、生活費の増加、構造的および制度的な不平等、メンタルヘルスケアへのアクセスの制限)を共有しました。また、個人(宗教や信仰、自己ケア)、対人(世代間の知識、社会的つながり)、組織(職場や宗教機関のパンデミック政策の適応)、コミュニティ(地域の規範、信頼できる地域のメッセンジャー、食料や物資の提供)、構造的レベル(緊急SNAP登録、刺激チェック)でのレジリエンス資源も特定されました。
結 論:
本研究の結果は、公衆衛生の緊急事態に備え、対応するための介入は、地域主導のレジリエンス資源を活用し、強化することが重要であることを示唆しています。これにより、地域のニーズに適切に対応した取り組みが可能となります。