人工知能に対する態度が高齢者健康科学学生の就職不安に与える影響
カテゴリ:医学教育
公開日:2026年2月28日
タイトル:Factors associated with job finding anxiety among senior health sciences students: the role of attitudes toward artificial intelligence.
雑誌名:BMC Med Educ. 2026 Feb 28; doi: 10.1186/s12909-026-08905-5. Epub 2026 Feb 28.
概 要:
本研究は、健康関連分野の大学4年生における就職不安(JFA)と人工知能(AI)に対する態度との関連を調査しました。AI技術の急速な進展が、特定の職業における人間の労働を置き換える可能性を高め、学生の就職に対する不安を増大させています。478人の学生を対象に、インターネット技術の使用状況、学科、医療におけるAIの利用に関する知識がJFAに与える影響を分析しました。
方 法:
この研究は分析的横断研究デザインで実施され、データは記述情報フォーム、一般的なAIに対する態度尺度、就職不安尺度を用いて収集されました。対象は478人の学生で、326人の健康科学部の4年生が含まれました。
結 果:
分析の結果、インターネット技術の使用状況、学科、医療におけるAIの利用に関する知識が学生のJFAに有意に関連していることが明らかになりました。重回帰モデルはJFAの変動の16.9%を説明しました(調整R² = 0.169)。インターネット技術の使用とJFAスコアの間には弱い正の相関(r = 0.168, p < 0.05)が見られましたが、AIに対する態度とJFAとの間には有意な関係は認められませんでした。
結 論:
学生のJFAは、AIに対する一般的な態度よりも、学業の文脈、インターネット技術の使用、医療におけるAIの応用に関する知識によって形成されることが示されました。したがって、健康科学学生のJFAを軽減するための戦略は、AI関連の専門能力の開発を優先すべきです。