ドイツ語圏ヨーロッパにおける一般医学カリキュラムにおけるデジタル化とAIの統合評価:包括的調査
カテゴリ:医学教育
公開日:2026年3月7日
タイトル:Assessing the integration of digitalization and AI in general medicine curricula in German-speaking Europe: a comprehensive survey.
雑誌名:Med Educ Online. 2026 Dec 31; 31(1): 2639835. doi: 10.1080/10872981.2026.2639835. Epub 2026 Mar 06.
概 要:
デジタル化と人工知能(AI)の統合は、医療においてますます重要になっていますが、多くの医学生や医師はこれらの技術を日常業務で使用する準備ができていないと感じています。本研究は、ドイツ語圏の欧州諸国における一般医学カリキュラムへのデジタル化とAIの統合の機会と課題についての洞察を提供します。目的は、医療教育におけるデジタルおよびAI関連トピックの重要性を評価し、一般医学カリキュラムへの統合状況を評価し、実施上の課題を特定することです。
方 法:
本研究は、逐次的混合研究法を用いて実施されました。最初に、大学のウェブサイトからの文書の定性的分析を行い、その後、オーストリア、ドイツ、スイスの59の一般医学部に対して匿名のオンライン調査を実施しました。記述統計はSPSS 30.0を使用して分析されました。
結 果:
調査にはオーストリアの大学の半数とドイツの大学の3分の1以上が参加しましたが、スイスの大学からの回答はありませんでした。全体の回答率は28.3%でした。結果は、デジタル化とAIの重要性に対する認識と実際の実施との間に不一致があることを示しており、医学生に対するデジタル化とAIに関するコースの必要性が明らかになりました。実施に影響を与える課題としては、カリキュラムの過負荷、資格のある講師の不足、教材の不足、リソースの不足が挙げられました。
結 論:
一般医学はオーストリアとドイツの医療サービスの中で最大のセグメントであり、回答者は一般医学カリキュラムへのデジタル化とAIの統合に対する強い需要を強調しました。これは他の研究や現在の文献とも一致しています。結果は、将来の医師が現実の課題に適切に備えるために、デジタルツールとAIに関する能力の体系的な統合が急務であることを強調しています。