神経解剖学におけるAI支援の形成的評価:修正神経解剖学モチベーション質問票を用いた学生のモチベーション評価
カテゴリ:医学教育
公開日:2026年3月10日
タイトル:AI-Assisted Formative Assessment in Neuroanatomy: Evaluating Student Motivation with the Modified Neuroanatomy Motivation Questionnaire
雑誌名:Med Sci Educ. 2025 Dec; 35(6): 2743-2749.
概 要:
本研究は、神経解剖学の初年度コースにおけるChatGPT生成の形成的クイズが学生のモチベーションに与える影響を調査しました。AIツールは医療教育での利用が増加していますが、学習者のモチベーションへの影響は十分に探求されていません。114人の学生をAI生成クイズへの参加状況に基づいて3つのグループに分け、モチベーションを修正神経解剖学モチベーション質問票を用いて評価しました。
方 法:
学生(N=114)は、AI生成クイズへの参加状況に基づいて、完全参加(グループA)、部分参加(グループB)、不参加(グループC)の3つのグループに分けられました。クイズは、講師が提供したスライドを使用してChatGPTによって作成され、解剖学情報の文脈的関連性と正確性が確保されました。モチベーションは、自己効力感、興味、学業意欲を測定する修正神経解剖学モチベーション質問票を用いて評価されました。
結 果:
一元配置分散分析(ANOVA)により、グループ間でモチベーションスコアに有意差があることが示されました(F(2,111)=5.83, p=0.0039)。事後分析では、グループAがグループBよりも有意に高いモチベーションを報告しました(p=0.003)。グループAとC、BとCの間には有意差は見られませんでした。グループAとBの間の効果量は中程度でした(Cohen's d=0.70)。
結 論:
AI支援の形成的クイズに一貫して参加することは、学生のモチベーションの向上と関連していましたが、部分的な使用は測定可能な利益をもたらしませんでした。これらの結果は、解剖学教育における学習者のモチベーションを支えるために、AI強化学習ツールへの持続的な参加の重要性を強調しています。