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健康な高齢者における心血管疾患リスク予測のための健康の社会的決定要因と既存のリスク因子の統合

カテゴリ:高齢者医療・介護

公開日:2026年2月19日

タイトル:Integrating Social Determinants of Health and Established Risk Factors to Predict Cardiovascular Disease Risk Among Healthy Older Adults 雑誌名:J Am Geriatr Soc. 2025 Jun; 73(6): 1797-1807. 概 要: 本研究は、心血管疾患(CVD)に対する健康の社会的決定要因(SDoH)の影響を考慮し、従来のリスク因子と統合してCVDリスクを予測することを目的としています。ASPirin in Reducing Events in the Elderly(ASPREE)研究から得たデータを用い、70歳以上でCVD、認知症、身体的障害のない12,896人を対象に、中央値8年間の追跡調査を行いました。最新の機械学習モデルを用いて、SDoHと従来のリスク因子を組み合わせたCVDリスクの予測を行いました。 方 法: この研究は、ASPREE研究およびそのサブスタディであるASPREE Longitudinal Study of Older Persons(ALSOP)からのデータを使用したコホート研究です。対象者は70歳以上の12,896人(男性5884人、女性7012人)で、CVD、認知症、身体的障害のない人々です。中央値8年間の追跡調査を行い、Random Survival Forest(RSF)、DeepSurv、Neural Multi-Task Logistic Regression(NMTLR)などの機械学習モデルを用いてCVDリスクを予測しました。 結 果: 男性において、RSFモデルはC-indexが0.732、5年および10年のAUCがそれぞれ0.657および0.676を達成しました。女性では、DeepSurvが最も良好なパフォーマンスを示し、C-indexは0.670、5年および10年のAUCはそれぞれ0.676および0.677でした。男性では、年齢、尿中アルブミン対クレアチニン比、喫煙が主要な予測因子として特定され、女性ではSDoH変数が従来のリスク因子よりもCVDリスクをより良く予測しました。 結 論: SDoHはCVDリスク予測の精度を向上させ、主要な予測因子として浮上する可能性があります。SDoHの影響は女性において男性よりも大きく、性別特有の影響を反映しています。