小児中耳炎におけるテレヘルスアプローチと臨床結果:スコーピングレビュー
カテゴリ:手術支援
公開日:2026年3月19日
タイトル:Telehealth Approaches for Pediatric Otitis Media and Clinical Outcomes: Scoping Review
DOI:10.2196/85416
概 要:本研究は、小児中耳炎(OM)に対する既存のテレヘルス技術と運用モデルをマッピングし、診断および実施結果を報告することを目的としています。中耳炎は世界中で一般的な小児感染症であり、従来の診断方法は対面の気圧耳鏡検査に依存しているため、アクセスが制限される地域では適切なケアが遅れることがあります。テレメディスンの急速な進展により、リモートでの耳疾患評価が可能になりましたが、子供における診断の質や実際の結果は十分に調査されていません。
方 法:PRISMA-ScRに基づくスコーピングレビューを実施しました。2010年1月1日から2026年2月9日までに発表された英語のオリジナル研究をMEDLINE、Scopus、Web of Science、Cochrane Central Registerから検索しました。対象は18歳未満の小児で、OMの疑いまたは確認がある場合のテレメディスンまたはデジタルヘルスの臨床実施に関する研究です。レビュー、エディトリアル、プロトコル、成人のみの研究、技術評価は除外しました。2名のレビュアーが独立して研究の特性を抽出しました。
結 果:52件の研究が18カ国から集まり、サンプルサイズは6から3950まで多様でした。最も一般的なアプローチは非同期のストア・アンド・フォワードテレ耳鏡検査であり、診断の一貫性は対面の顕微鏡検査と比較して高い(κ 0.68-0.89、感度72%-94%、特異度93%-98%)。ただし、診断の成果はトレーニングレベルに依存し、構造化された指導が親や非専門家によるビデオキャプチャを改善しました。テレメディスンはアクセスを向上させ、術後フォローを支援し、場合によっては再検査を減少させ、抗生物質の使用を抑制しました。
結 論:このレビューは、小児中耳炎に対するテレヘルスアプローチの実践的なマップを提供します。テレ耳鏡検査とデジタルツールは、対面評価と同等の診断精度を達成し、アクセスとサービスの効率を向上させることが可能です。しかし、大規模な多施設試験、長期的な子供の結果の評価、経済評価、AIベースの診断ツールの外部検証など、重要な証拠のギャップが残っています。画像キャプチャプロトコルの標準化とハイブリッドケアモデルへの統合が優先されるべきです。